2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「聲の形」竹内先生が好きだ、という話。

アニメ映画にもなったマンガ「聲の形」の竹内先生が好きだ。好きだというとちょっと言い過ぎかもしれないが、彼の屈折、鬱屈、環境を考えると「ただの悪役」で片づけられない。自分はそこに心を惹かれるもの、考えずにはいられないようなところがある。 この…

あいすくりいむの話~または誰かの見た夢

※映画「この世界の片隅に」のネタバレ・根幹に触れています。気になる方はご注意お願いいたします。 劇中に「あいすくりいむ」が出てくる場面がある。 朝日町に迷い込んだすずさんが遊女リンさんと出会い、甘いものの絵を頼まれるが、すずさんには「あいすく…

江波山登山に映画が加えたもの~憧れのお姉ちゃん

※この記事の続きです。周作さんたちが道に迷って江波山に登ったのがどれだけゆかいなことか、地図を見ながら説明する記事です。またすずさんが大人になることをためらう表現についてもふれました。 映画で拡大されたシーン この小さな一コマが映画では大きく…

すずさんは間諜になれません…あるいは周作さん江波山登山の謎

「この世界の片隅に」の序盤、昭和18年12月。北條周作さん(と父円太郎さん)は、浦野すずさんを探しに呉から広島の江波までやってくる。 この場面の愉快さ、面白さについて、ちょっと書いてみたい。 ※作品の内容、展開についてふれています。

作画がわからない。

冬コミで「村上修一郎演出修正集」を読んだ。 衝撃を受けた。 村上さんことunkoerさんは自分とは天と地ほどの作画認識能力を有していて、私の問題意識などすっ飛ばしてアニメスタイルの仕事をしていると思っていた。 だがこの同人誌を読んで、びっくりするぐ…