2015年に劇場で観た映画面白かったもの羅列&一言コメント
適切な画像がないので、ぬいぐるみ置いときます。
ベイマックス
2回目は年明けてから観た。日本のアニメはもうだめだ~みたいな変なネット意見見たな。
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC
面白かったし、引きがまた素晴らしい。
いちおうSFクラスタ、SFファンのつもりではあるけどシンプルに面白かったと思っていたらSF界隈からの評判が結構あれだったので厳しいなあと思った。
時折、ふっと本当に「神戸在住」だった。木村紺にはのびのび一作描き上げてほしいけど、どうも神戸在住のファンが求めるものと本人の描きたい物があまり一致していない印象を受ける。
花とアリス殺人事件
すんごい面白かった。岩井俊二の実写で「これはユーモアなのか?」と戸惑うようなところがあったのだけど、そういうの全然なくて楽しめた。平泉成の兼ね役はんん?となって困った。
映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪
見どころがないとは言わないが厳しかった。本当に東映なのかという思いがあった。
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
面白かった。最後の解釈については色々あるなあぐらいの印象。どっちにも取れそうなものについてはあまり深く考えないことにしている近年。
百日紅 ~Miss HOKUSAI~
面白かった。原作知ってるせいか、エピソードごとの繋ぎがシンプルすぎるというのはあまり気にならなかったが、それはバイアスなのかなあと思った。最後の映像は、どうなのかなというか、そのまま過ぎて少なくとも感動はなかった。舞台については自明であったし、これが外国なら違う感慨があったかもしれない。どこが一言だ!
ここから6月。ようやく映画を観る余裕ができてきた新年度の3カ月目。
マッドマックス 怒りのデス・ロード
面白かった。女性性についてのインテリジェントでジェントルメンな視点が印象的だった。日本はまだまだこのへんあれだよなあとは思う、ネットでもそうだが、現実での40代以上男性の発言行動に?????はすごい多い。
原作大好き、女優はあんまり。でも女優が好きになるぐらい素敵で、淡々としながらも美しく素晴らしかった。ところで江の島は数々の作品舞台になり思い入れ補正が強すぎる。宇宙漂流して最後に江の島につくオチの映画観たら感動するかもしれない。
ラブライブ!The School Idol Movie
観応えのあるところと、チャレンジなところと、?なところ。こういうごつごつした作品、最近なかなかない感じ。2000年前後からゼロ年代まではそういうアニメ多かった気もしている。
弱虫ペダル Re:ROAD
総集編に近いものだったが大変楽しめた。レース佳境の展開(デッドヒート・回想の繰り返し)はかなりTVのときに気になっていたが、総集編で上手くまとめてあってもやはりまだ気になるところではあった。ところで観客で男性は自分だけだった。
台風のノルダ
若い監督のチャレンジングな作品。ストーリーに難ありという感想を多く目にしたが、どちらかというと企画からもう厳しかったのかとも思う。このストーリーと設定で新味を出すのも難しいように思えた。
インサイドヘッド
世評高かったが、自分は正直のれなかった。言語化はしていないが、ヨロコビの「アメリカン」な態度が鼻についたのかもしれない。鼻はなかったが。
バケモノの子
細田作品で2回観なかったのは初めて。テーマに親近感はあったがあまり足を運びたいという気持ちにならなかった。
劇場版 弱虫ペダル
ギャグシーンが相変わらず面白かったがネットの評判はあんまり。キャラの個性でレースを戦うよりはレースそのものの面白さがもう少しバリエーションや戦術性があってほしいと思うが、それは原作の資質だろうか。
日本のいちばん長い日
本木雅弘と松坂桃李が強く印象に残った。あと関係ないが「母と暮らせば」の二宮和也の芝居も予告編で観て唸った。
心が叫びたがってるんだ。
天地無用!が凄い動いてる。というのが最初の感想。田中将賀画を堪能しきった。某所で『とらドラ!』との関連性を拝聴して、これもまた唸った。なるほどの嵐。作品自体もとても好ましく思った。『キュートランスフォーマー』の藤原啓治と細谷佳正の印象を引きずりながら観たので、途中途中夢から醒めるように観た。
映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!
充分に楽しんだ。
ギャラクシー街道
ロッキーホラーショーみたいで面白かったよ! ただし無自覚だが。ガルパンの女性性の無視は敢えてだと思うが、これは無自覚なので厳しい。舞台でやってれば役者のノリと、その場でやってる感じがあってまだ持つのかも知れない。「ごっつええ感じ」のコントも現在若手芸人がやれば受け入れられるものではないだろうが、そのノリを感じてしまう。清州会議はまだ舞台でやれば、との思いがあったがこれは正味厳しかった。特に最後歌うところ、映画と舞台の違いを痛快なほど無視してるのはどういう制作感覚なのかも気になった。
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ Cadenza
大変満足。印象に強く残ったのは後半のダイアローグでノイズの走るところ。感動した。それとミョウコウ型の紹介をしながらも作品が全く停滞しないところ、ストーリーテリングの見事さに唸った。
リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード
楽しめた。上田麗奈の演技が印象に残った。
ガールズ&パンツァー 劇場版
楽しめた。女性性のスルーと、ラストの島田流の殺陣による無双が記憶に残る。
恋人たち
鬱というものがあって、その中から語ろうとする意志に親近感を感じた。淡々としたまま終わりでなく、ほんの少しのほんの少しの光を見出す作法が印象に残った。
亜人
普通に楽しめた。普通にというところに、ここまで来たんだなあという感慨を感じた。
大塚芳忠が、元気に芝居をし続けるということはありがたいなあと最近声を聞くたびに思う。
なんかもうちょっと観てると思うんだけど、思い出せないので終了。
【追記】
ジュピター
思い出したので追記。最初は壮大な話かなあと思ってたらどんどんあれ?な方向に陳腐化して終わって驚いた。ところでジュピターで最も面白かったのは敬愛する磨伸映一郎先生と感想ツイートが恐ろしいほどかぶっていたこと。
まず自分のツイートから4月1日。
でもジュピターは崩れかかった宇宙足場のところで、宇宙王子と宇宙女王が宇宙鉄パイプで戦うシーンとかは実家のような安心感で凄いよかった。あと宇宙役場で宇宙たらい回しされるとことか、スーパー宇宙パワーがササダンゴマシンと宇宙ロックアップするのとかもよかった。
— an_shida (@an_shida) 2015, 4月 1
そして磨伸先生のツイートがこちら。自分のほうが鑑賞もツイートも早いし、先生が自分のツイートを見ていないと思うので、かんどうした。ニュータイプか。
て言うかスペース役所でスペースたらい回しにされて、スペース場末の事務所でスペースおんぼろ機械による調印でなんとかなっちゃう銀河最大王家って一体。 そしてスペース警察に素で介入されまくってスペース取り押さえられちゃう銀河最大王家って一体。 うん、このだいなし感だいすき!!!
— 磨伸映一郎@氷室の天地9巻発売中! (@eiitirou) 2015, 4月 8
そうだよ、映画『ジュピター』は素晴らしい本格SF大作だよ。銀河を牛耳るスペース王家のスペース王子をスペース鉄骨現場に追い込んで、スペース鉄パイプでスペース殴打する本格SF大作映画なんだよ。見るしかないよ。
— 磨伸映一郎@氷室の天地9巻発売中! (@eiitirou) 2015, 5月 27
宇宙鉄パイプ、宇宙たらい回しとか、宇宙とスペースの違いこそあれ、こんな面白いことなかなかないですよ。かんどうした!
あとwikipediaの
2015年の日本公開映画 - Wikipedia がなんでか分からないけど全然足りなくて
映画公開カレンダー − 映画ナビ を参考にした。