1.前回までのあらすじ
『この世界の片隅に』ついにアニメ映画化が発表された2013年。年末のアニメスタイルイベントは3時間近くかけて冒頭の解説が終わらない。膨大な量調べないと先に進めないという監督の言葉に喜びといつ完成するんだろうという少しの不安が隠せぬまま2014年になった。
2.アニメスタイルを中心に
アニメスタイルというwebサイト・雑誌がある。
アニメージュなどで活躍した小黒祐一郎さんの媒体で、作画に焦点を当てつつ充実した記事やインタビューの載るサイトだ。そこで連載されていた「1300日の記録」は2012年8月20日から始まり、長らく『この世界の片隅に』ファンの自分の心のよりどころだった。
それ以外だと監督のtwitter、こうの史代掲示板に時折断片的な情報が出ることもあった。
片渕須直(@katabuchi_sunao)さん | Twitter
結局2014年もこれらの情報を追いかけてはイベントに足を運んだりということが日常だった。
3.イベントあれこれ
2014年3月23日 アニスタイベント第2回
さて、楽しみ過ぎるイベントへ。前回「桜の国」も用心のために持っていこうかと思ってたらまったく要らんかったどころか呉に着かんかったぜ。というわけで今回は小さいサイズの単行本のみで行く。さょっと重いし。 #この世界の片隅に
— an_shida (@an_shida) 2014年3月23日
自分も学習したのか、小さいサイズの単行本だけ持っていく。それでも調べることは膨大だった。
2014年4月26日
すずさんの食卓も開催されていたが都合で行けず断念。
楠公飯は「ご飯版ポップコーン」みたいなもんだろうと思っていたので実際に写真を見れてよかった。
2014年6月1日 アニスタイベント第3回
これ配信できないかというくらい面白い。艦これ好きな人にも興味深いところあると思うし。割烹着の件、ファッションに不得手なすずさんがモダンな四角だとちょっと違和感なので、ここは径子が「あんたはただでさえ冴えんから~」とか言ってこしらえてくれたと勝手に妄想。 #ここまで調べたこの世界
— an_shida (@an_shida) 2014年6月1日
当時アニメスタイルのイベントは配信をやっていなかったらしいということがわかる。
またイベント中、呉に何月何日にはどの艦艇がいたかをリスト化したものが出てきて片渕監督が「艦これではありません(笑)」というのがお決まりのネタになっていた。
自分も艦これやってみて『この世界』のことは殆ど意識しなかったが軍艦に詳しくなったのは思わぬ副産物だった。
2008年に読んだときはちんぷんかんぷんだった「利根」や「日向」がちゃんと個々の認識ができているのは、思いがけない嬉しさだった。艦これ偉い!
2014年7月20日 アニスタイベント 大阪編
そして大阪ロフトでイベントが。当時の自分としては「大阪は遠くて行けないなー」という感じだった。変われば変わるもんだ。それから2回も広島に行くとは思わなかった。
マーニー観た。
— an_shida (@an_shida) 2014年7月20日
自分は当日特に気にせず平常運航。もういつ完成してもいいから、じっくりやってくださいという感じだったのだと思う。
こいつまだ他人事だ。
2014年9月28日 アニスタイベント 第4回
この世界の片隅に、イベントのチケットどっかいってもうた。多分セカンドバッグにあるから帰ったら即探そう
— an_shida (@an_shida) 2014年9月23日
当日のツイートがない。一週間前にこんなこと言ってるので多分行っているが、つぶやいておかないと忘れちゃうものだ。
2014年12月7日 アニスタイベント 第5回
たしか仕事で行けなかった。
この頃も完成への目途というか、伝わってくる情報が少なくて、気を長くして待つ態勢になっていたと思う。他の映画であれば「作画入りしました」とか「声優オーディションしました」と話題が出てくるものだが、ずっと調べものの話で、とにかく待たなければと思っているうちに2014年も終わった。
そして2015年に大きく動き出す。
続きます
私の「この世界の片隅に」の歩み~2015年 - an-shidaの日記