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2016年11月4日NHKジャーナル 『この世界の片隅に』音声おこし 

NHKラジオ第一 2016年11月4日 NHKジャーナル 『この世界の片隅に』音声おこし  

公式音声置き場

NHK

永井克則 奥村奈津美 福田寛之 岩本裕

ゲスト

片渕須直監督

冒頭

(片渕) 『この世界の片隅に』の監督の片渕です。この映画を作るのに6年かかりました。

 

 


本編 NHKの方の男性発話者は複数いらっしゃいますが、全て「男性」で統一してあります。

 

 

(男性) 監督の片渕須直さんにお越し頂きました。片渕監督よろしくお願い致します
(片渕) よろしくお願いいたします。
(奥村) 『この世界の片隅に』は戦時中、軍港の町、広島県の呉にお嫁にやってきた18歳のすずさんが、見知らぬ土地で毎日の生活を紡いでゆく姿を丹念に描いたアニメーション映画です。主人公のすずさんを女優の「のん」さん23歳が演じています。のんさんはアニメ映画初主演です。
(男性) 戦争で物資がなくなって世の中が不穏になる中で、楽しみながら日々を送ろうとする普通の人たちの生活。のんびり屋で微笑みを絶やさないすずさんがとっても愛らしいんですけれども、まずは監督。なぜのんさんを主演に据えようと思ったんですか。
(片渕) そうなんですね。すずさんというのはすごく微笑ましい人ですね。家事なんかも得意っていうよりは自己流で何とかしてしまって。失敗するのかなって思ったらなんとかなってしまう。でもそういう面白い芝居、演技をですね、のんちゃんは若い女優さんなんですけど、自分の仕事を人に笑っていただけるような芝居をすることなんだって、はっきり思ってるそういう人なんですね。
(男性) 失敗のところもくすって笑いながら逆に勇気づけられるようなそういう印象になってますね。
(片渕) そうですね。
(奥村) 初めて会った時の印象は
(片渕) すごくニコニコしていて。すずさんという人もいつもニコニコしているんですけどね。すずさん以上にニコニコしてて。
(男性) のんさんにも実は話を聞いてきたんです。

 

のんさんインタビュー

(男性) 本当に今回の映画非常に素晴らしいなぁと思ったんですけども、主人公非常にのんびり屋さんじゃないですか。あの感じ、すごく合ってたと思うんですけども、自分では出来はどうだったと思いますか。
(のん) あ! 出来ですか。あぁ出来か、難しいな……。自分では見れば見るほど、どうできたかなって考えてしまうんですけど。自分ができるすずさんは尽くせたかなとは、思います。
(男性) 広島弁ってすごく難しくないですか?
(のん) 難しかったですね。方言CDを頂いたので、その、音声を聞きながら台本を繰り返し読んだりとか、後は映像をいただいて、映像の口に合わせるように練習をしながら、方言もあわせてやって。後は日常的にも使うようにしてました。
(男性) 広島弁を?
(のん) 広島弁を。
(男性) 日常で使うところありますか?(笑)
(のん) (笑)。難しいんですけれど演技だけでやるにはちょっと難しすぎて、普段から使うようにして自分に馴染ませていこうと思って。
(男性) あぁ。前は岩手県、東北弁で今度は広島弁ということで、方言は得意ですか。
(のん) 好きです。
(男性) 好き。
(のん) やっぱり音が広島弁だと、「ありがとう」とかいっこ飛び抜けてるとかイントネーションの違いが面白いなと思います。
(男性) 幼少期からすごく長い期間を演じなければならかったと思うんですけども、このあたりはどうでしたか。
(のん) そこがすごいあの、子供の頃もっていうのは緊張しましたね。どういう風にやればいいんだろうっていうのはすごく悩んだんですけども。監督がおっしゃってたのは、子供っぽく喋ろうということではなくて、その時のすずさんが一生懸命生きているのを表現して欲しいですというのを言っていただいて。子供の時のすずさんにリアルなものを持たせるためにはどういう解釈をするかっていう方が重要なんだなと思いながらやらせていただきました。

 

 

 

(男性) 実はこの時のんさんに伺ったんですけどもね。監督は、すずさんの子供の頃はのんさんがやるかどうか決めてなかったとおっしゃってたんですけども、最後の最後まで決めなかったんですか。
(片渕) すずさんという人は映画の中では8歳位の子供の頃から18歳でお嫁に行ってそれから20歳を過ぎてっていうところまでずっとあってね。20歳を過ぎる頃になると、戦争でずいぶん大人にならなきゃいけないわけなんですよ。いろんなことをのんちゃんにやってもらおうと思ってたんですけども、ただ子供の頃の声ってなると、のんちゃんは大人の人ですからちょっと低音の周波数が混じってくるって録音技師の人が言いまして。要するに声の質感が子供の質感とちょっと違ってしまうというところがあるんですね。とは言え主人公の子供って、子供の声とかよりも自意識みたいなことがすごく大事で。
(男性) 自意識ですか。
(片渕) 子供は自分のこと子供だって思ってないですよね。すごく大人っぽくしゃべってもいいんじゃないかなっていう気持ちが自分の中にあって。それと同時にのんちゃんが子供の頃のすずさんの演技をものすごくのびのびとやってるんですよ。
(奥村) ええ。
(男性) ああ、そうですよね。
(片渕) これはもう絶対に惜しいなと思って、周波数云々というのを捨てさせていただいて、最終的にのんちゃんの声で全部通すことにしました。
(男性) 最初拝見したとき私全然前知識なしに見て、すごく子供の声がいい声だなと思ってたらのんさんだったっていうのがあって。本当に合ってましたよね。
(奥村) 最初から引き込まれました。
(片渕) そう言っていただけるとありがたいです。
(男性) この映画なんですけど、監督制作期間がOPでもおっしゃってたように6年。クラウドファンディング、インターネットなどで資金を集めるという方法をとられたということなんですけども、どれだけの強い思いで作られたんですか。
(片渕) アニメーションって比較的まだ若い人向けだと思うんですよね。主人公は高校生ぐらいの年齢の人が多くて。僕はもう50代半ばなんですけども僕は物心ついた頃からアニメーションがあったんですよ。アニメーションを見る人も僕と同じようにすごく年齢が拡大していると思っているんですね。ですからもっと普遍的にいろんな方に語りかけるアニメーションが出てきてもいいんじゃないかなと思ってたんですけども。でもアニメーションって若い人向けなんだなって考え方が根強くがあって。それに対して、これだけのお客さんが味方についてくれてるんだよっていうのを示すためにやったのが今回のクラウドファンディングだったんですね。
(男性) ディズニーも含めてだいぶ年齢層も広がってきてるような気がしますけどね、やっぱりまだ限界を感じますか。
(片渕) そうですね。でもそこはこの作品を通じて突破していければいいかなと思ってますね。
(男性) 手応えみたいなものはお感じになったんですか。
(片渕) ものすごく短期間に多くの方が集まってくださって、僕だけじゃなくて制作に関わろうとしている人達みんなへの説得力になったと思います。
(男性) そして映画自体なんですけれども、ひとつひとつのシーンの風景とか昆虫もよく出てきて。それがひとつひとつもしかしたらこういう意味があるんじゃないかと思えるような登場の仕方をするようなところで。それから戦闘機とか爆撃機、軍艦も非常にリアルに描かれていて。高射砲の砲弾がちょっと低いところで爆発する様子なんかも、綺麗に描かれていて、すごく演出が丹念だなと思ったんですけども。
(片渕) はい。
(男性) 時間をかけられましたか。
(片渕) 時間はアニメーションをやってたらいつでもかかってしまうんですけども、どう描けるかなっていうところだったと思うんです。僕はアニメーションって夢見るようなファンタジーだけじゃなく、日常の暮らしの細かなところを描くと魅力を発揮する、日常の暮らしの、ご飯作るとかそういう事が輝くって思ってるんですね。それと同時にすずさんが生活している背景には戦争っていう要素がありますから。戦争がご飯を炊くのと同じ次元でもって、同じようなクオリティで描けていけたらいいかなと思ったんですね。そうしたときにすずさんが毎日やってる日常の生活と同じような意味合いでもって、戦争が同時に存在しているのだということが語れるような気がしたんですね。
(男性) 戦艦大和が入ってきた時の天気というのも全部調べられたと伺ってますけど。
(片渕) そう。だから自分だけの想像で作った世界じゃなくてね、その当時のものをできるだけドキュメンタリーのように切り抜いて持ってくるみたいな風にしようかなと。自分たちのほうがそっちへ入り込んでしまうみたいな感じですね。そんなような画面にしたかったんですね。
(男性) 以前番組にご出演いただいた山田洋次監督も細かなところにきちんとこだわって描くことで映画が生き生きとしてくるとおっしゃってましたけども、本当にそうなんですね。片渕監督、とても誠実そうな風に見えるんですけれどもどんな方なのかのんさんにも聞いてきました。

 

 

 

(男性) 監督はどんな方なんですか。
(のん) すごくあの、なんだ、ロマンチスト!
(男性) ロマンチスト。
(のん) ロマンチストな方で。
(男性) へぇー。
(のん) この間東京国際映画祭の舞台挨拶の時に「タイムマシンに乗ってすずさんに会いに行ってまた帰ってきてください」っておっしゃってて。そのコメントがすごく素敵でロマンチストな方なんだなと思っています。ロマンを持ってものを作られる方なんだなってすごく思いました。
(男性) ロマンチストは好きですか?
(のん) あ、好きです。私もたぶんロマンチックなほうが好きなので。
(男性) だからこそあの作品が作れたんですかね。
(のん) そうですよね。きっと。

 

 


(奥村) 片渕監督もロマンチストと聞いて思わず笑顔になられてましたけれども、ロマンチストなんですか。
(片渕) いやわからないです(笑)。割と最近のんちゃんと行動を共にすることが多いんですけど一回も本人から言われことがないです。
(男性) あ、そうなんですか。
(片渕) いつも僕のことをタフな人ですと紹介するんですよ。
(奥村) へぇー。
(片渕) タフなので録音の収録の時にすごく時間をかけて、その間休みを全然取れなくて私はお腹が減りましたっていう(笑)。
(一同) (笑)。
(奥村) でも実はロマンチストと思っていたという。
(片渕) ああ、よかったですね(笑)。
(男性) 自分でロマンチストと男はなかなか言えませんものね。
(片渕) なかなかね(笑)。
(男性) 原作も拝読して本当にいい作品だなと思ったんですけども、今回の映画は更にパワーアップしたという風に思ったんですけれどもね。やっぱりアニメにしたという事は何か大きなこだわりがあったんですか。
(片渕) そうですね。日常の生活、すずさんがご飯を毎日炊いている家とね、すぐ裏の畑から見えるくらいの軍港があってそこに軍艦が浮いていて戦艦大和なんかもそこにいるんですけども。それが同じ次元で描けるのかなっていうのがひとつと。もうひとつは原作のこうの史代さんのマンガが。漫画の表現自体がすごくチャレンジングというか、いろんな表現をするんですね。ときにはインクの代わりに口紅を使って描いたり、ときには左手でペンを握って描いてしまったりということをされていて。僕はアニメーションが、映画の中でもいろんなことができる技法だと思ってるんですよ。だから僕は僕なりにいろんなアニメーションの手法を使って、表現の可能性に答えるというかこうのさんと同じ姿勢をとってみようかなと思いました。
(男性) 以前こうのさんの作品で実写化されたものもあるんですけども、柔らかな画が直接動くことによって心に届くものって大きかったような気がしますよね。
(片渕) できるだけこうの史代さんの絵の魅力っていうものは消さないようにしようと思って。こうのさんは人物を描くときにこういう方向から狙って描いていらっしゃるなと思って、それを同じように踏襲して画面にしようと思って。
(男性) 日常生活をきちんと描いているこの映画なんですけれども、戦争になって何度も何度も空襲警報が鳴って、避難するときに登場人物の1人がね、「警報もう飽きた」でつぶやくんですね。

のんさんはこのセリフに戦時に生きる人のリアルを感じたっておっしゃってるんですけども、のんさんに作品を見た感想、そしてどんな人に見てもらいたいか訊いてきました。

 

 

 

(男性) ご自分で御覧になってどうでした。
(のん) 私が見たとき隣に原作者のこうの史代先生が座ってらっしゃって、それでもガチガチに緊張しちゃって、真隣で見るのか~と思って。本当に席と席の間が腕置き分ぐらいしかなかったので、ひぇ~やばい、緊張するって思いながら見始めたらこうの先生が椅子を座り直したりとか、手を動かすだけでびくっとなっちゃって、今なんて思ったんだろうみたいに。
(男性) でもそれは向こうもそう思ったんじゃないですか。
(のん) そうですかね。
(男性) のんさんが隣にいる。ちょっと緊張すると思いながら観てたかもしれませんよ。
(のん) わからないんですけどすごいビクビクしちゃいました。
(男性) 80年前、自分とは全然違う世界だと思うんですけども、どういう世界なんだっていう風に思いました。
(のん) 時代の違いで、違うところはあるなあとは思ったんですけど、全く知らない人のお家へ嫁ぐっていうのとか。でも私がこの作品で感じたのが昭和20年という時代の、自分がいる場所とは全く別なところにある、別次元のような気がしてたんですけど。そうではなくて自分たちが今いるこの場所と地続きで、その時代があったんだなっていうのを感じて。台詞でもある「警報もう飽きた」っていうのとかがすごくリアルだと思って。今の人たちにも伝わるためには自分の感覚も大事にしながら、兼ね合いというか解釈自体は今の人たちの感覚とはそんなに変わらないんじゃないかと思いました!
(男性) 今後、観てくれる方には一体どういうところを見てほしいと思っていますか。
(のん) そうですね。やっぱり日常の素晴らしさというのが大切に描かれている作品だと思うので、戦争というものが怖いと感じるだけの話ではなくて、その先にもずっと生活があって何が降ってきても日々が巡ってくる。その中で普通に生きてゆくということの力強さを感じていただきたいなと思います。

 

 

 

(男性) 監督、のんさんは自分の感覚も大事にしながら兼ね合いをうまくという話をされていましたけど、いかがでしたか。
(片渕) 僕もおなじようなことを思うんですが、戦争中の人って僕らと全く違う人だとどこかで思ってしまいがちなんですよね。モンペ履いたりとかして。でも当時の人達もモンペ履いたらカッコ悪いと思っていたっていうのがわかってきたりしてね。そういういろんな感覚っていうのが、実は僕らとあんまり変わらないのだ、むしろ自分たちと全然同じ人たちなのだというのがこの作品を作るためにいろいろ調べましたっていう中から、自分たちが得たことだと思うんですね。

それを僕はのんちゃんに演じるにあたっての指針として一つ一つ伝えていたような気がするんですね。そこでこの映画で描かれている戦争中っていうのは、ひょっとしたら今までいろんなドラマとかで描かれているのだと、ちょっと色々物々しかったりとか特別な空間みたいな感じがしたかもしれないんですけども、本当に我々がいる、「この世界の片隅に」っていう題の「この世界」っていうのは僕らのこの世界なのだと。僕らは2016年のこっちの片隅に行って、すずさんは1944年の片隅にいるんだけどその差はちょっとしかない。そのちょっとの差を乗り越えてすずさんのほうに覗きに行っていただけませんかっていう。
(男性) 戦争だ! っていう風に描いてるんじゃなくて、本当に淡々と描いているもの。これが心を打ったと、そういう映画でしたよね。
(奥村) ありがとうございました。ここまで映画監督の片渕須直さんにお伺いしました。『この世界の片隅に』は来週12日土曜日から全国の劇場で公開されます。片渕さんには番組の最後にもご登場いただきますので、是非メールTwitterでご質問などお寄せください。

 


最後

 

(男性) 本日は映画『この世界の片隅に』の監督片渕須直さんにお越しいただきました。 2度スタジオに入っていたがきました。たくさん質問が届いておりますのでお答えいただければと思んですけども。
(片渕) はいよろしくお願いいたします。
(男性) TwitterNHK的な硬さがあるというふうに書かれていますけれども大丈夫ですか。
(片渕) 大丈夫ですよ(笑)。
(男性) さっそく伺っていきます。 Twitterなんですが「のんさんは何か笑えるような失敗ありましたか」。
(片渕) これ僕が笑っちゃいけないんですけども収録の際にご飯の時間を抜いちゃったもんですから、すごい大きな音でお腹がなっちゃってマイクが拾っちゃってですね……、ごめんなさい僕のせいです。
(一同) (笑)。
(奥村) でも人間ですからね、お腹が鳴ることありますから。
(男性) はい、我々もお腹はなることがあります。
(男性) 入らないようにしよう入らないしようと思いますよね。
(奥村) それから「前作で監督自らアフレコ挑戦されていましたが、本作でも監督声を当てられたシーンはあるのでしょうか」。
(片渕) いくつかあります。 ひとつは役名で言うと下村宏情報局総裁っていうのやってます。玉音放送の後に締める人なんですよ。
(男性) はい。
(片渕) 「これで天皇陛下玉音放送を終わります」というのと。
(男性) 巧い。でもそれは趣味なんですか?
(片渕) 趣味じゃなくて昔の話し方を人に教えるよりも自分で覚えちゃった方がいいかなと。後は呉軍港とかの防空情報放送で「二〇三三、敵大型十八機、呉上空」とかを一生懸命やってました。
(男性) もう完全に覚えてますもんね。
(男性) ああ、そうですかあ。
(男性) ヒッチコックが自分の映画に必ずワンシーン登場するというアレではないんですよね。
(片渕) なんか段々そんな感じになってきましたね(笑)。
(男性) これからご覧になる方はそこも要チェックです!
(片渕) いやチェックしなくていいです!
(一同) (笑)
(男性) それから東京都の40代の男性からなんですが「片渕監督といえば作品化に当たって徹底的な考証や現地調査を行うイメージがあります。作品作りのために広島呉を実際に歩いてみた感想。今回の『この世界の片隅に』を見た後で足を運んでみてほしい広島、呉の場所などを聞かせていただければと思います」という質問が届いております。
(片渕) 広島は原爆で大変なことになってしまったんで昔のものがあまり残ってないみたいなんですけれども、爆心からすごく離れると昭和初期の橋とか残ってますし。建物も実は鉄筋コンクリートのものは結構残っていまでも経ってるんですね。これは普通の家でも戦前から立ってるものがものすごくたくさんあるんですね。『この世界の片隅に』の映画の中ではできるだけ残っている建物を描こうと思って。
(一同) ああ。
(片渕) そうすると映画ご覧になって、この場所だったんだなってその前に立っていただくこともできるし。映画の中のものは触れないですけど、実際に触ることもできますからね。
(奥村) ぜひあわせてロケ地巡りもしていただきたいですね。
(片渕) はい。
(奥村) それから「作品では戦時中でも小さな楽しみを見つけて暮らしている様子が描かれていたと思うんですけれども、片渕監督が落ち込んだ時にする、ささやかな楽しみがあれば教えてください」という質問が来ています。
(片渕) 最近はtwitterで色々ご感想を。すでに試写会や、先行上映でご覧になった方がいらっしゃるんで、結構そのご感想に励まされたりとか皆さんこんなに優しいんだなって思って、結構涙してしまったりしますが、すごいありがたいです。
(奥村) 皆様からの感想が、楽しみ。
(片渕) 楽しみでもありその次のものを頑張ろうって意欲の源みたいになりますのですごくありがたいです。
(男性) 公開まで一週間ですけど監督の心中はドキドキという感じなんでしょうか。
(片渕) 実は今日もさっきまで札幌でラジオ出てて飛行機乗って飛んできました。それぐらい、いろんなところで頑張ってます。
(男性) 飛行機が飛ばなかったらどうしようって我々もドキドキしながらお待ちしてたんですけども、一つ。40代の女性東京都の方。「ズバリお尋ねします。のんさんって「あまちゃん」の主演を務めた方ですか」。そうです!
(男性) 今夜は来週12日土曜日から公開される映画『この世界の片隅に』監督を務められた片渕須直さんにお伺いしました。片渕さん。ありがとうございました。
(片渕) あ、ありがとうございました。
(一同) ありがとうございました。
(永井) NHKジャーナル、永井克則。
(奥村) 奥村奈津美
(福田) 気象予報士、福田寛之。
(岩本) ニュース解説は岩本裕でお送りしました。
(奥村) また来週も夜10時にお会いしましょう。

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